埋立地のCondominiumは大丈夫か?

2009年3月23日(月) No.290
 
昨年Malaysiaで治療した外国人は30万人。
このうちPenangで治療した外国人は21万人に上ります。
医療ハブを標榜するPenang、Penangに住む我々外国人だけでなく近隣諸国からの患者も積極的に呼び込んでいます。
私が通うAdventist Hospitalの玄関入口前に両替所ができたのもそういった背景なんですね。
 
今回は、“埋立地のCondominiumは大丈夫か?”です。
 
Penangでは今あちこちで埋立工事中
・Tanjung TokongにE&Oグループが開発中の大埋立造成地に続々とCondomoniumが建設されています。
・Penang大橋の島側付け根付近が今大埋立地造成中です。
 
 ・JUSCOがテナントとして入居するQweensbay Mallの地区も埋立地で高層Condominiumやホテルが続々建設中です。
 
その埋立作業を見たことがありますが、どうも日本とやり方が異なる。
1.日本では、
(1)埋め立てる地域の外側をコンクリート等で固めて囲い
(2)囲われた内側を徐々に埋めていく
2.しかしPenangでは、
(1)トラックで運んできた一抱えもある岩石を、海岸沿いから次々と海に落とし込む
(2)その後に土砂を被せていく・・・これだけ
(3)新しい海岸線は一応整備しますが、海と陸の境は岩が積まれているだけ、土手側は土盛しただけ。コンクリートで固めてはいない。
 
この上に高層Condominiumを建てていくのです。
日本の様に地中深く掘り込み、建物全体の底をコンクリート型枠で固め、建物の底に枕木型の木をフローティング効用として使うこともありません。
 
当地の建物は、高層と言えども日本で見かけるH型鋼は使わず、細長く丸い棒鋼だけでコンクリートで固めていきます。
壁は得意のレンガ積み。そう昨年四川大地震で露わになった学校の崩壊壁に見られるスタイルです。
地震が発生しないからとはいうものの、Indonesiaではしょっちゅう大地震が発生しており、その余波で揺れは多少は感じるはずなのに・・・。
 
こんな風景を見れば、高層階に住む不安は消える事はないでしょう。
知人の建築会社OB曰く
「姉歯建築物件は、この国に持ってきたら、それはそれは今まで一つも無い強固な安全建築物になる」
「地震国日本だからこそ、摘発されたけれど・・・」
もしこのMalaysiaで起こるはずのない、地震が発生したら、それこそあの埋立地の高層物件は倒れてしまうかもしれません。
 
次回は、再度Penangを離れますので、4月2週目以降に“Penangで使う旅行代理店と航空会社オフィス”です。

ペナンの日々 について

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