マスク着用義務化

2020年7月30日(木) No.1258

今回は、“マスク着用義務化”です。

8月1日からMalaysiaでは、外出時のマスク着用が義務化となる。これは、第二波到来に対する施策だ。7月に入ってからの日々の新規感染者は、下記の通り一時一桁台が続いていたものの、この所20人前後で推移している。
1日 1人   7日 6人  13日 7人  19日15人  25日23人
2日 3人   8日 3人  14日 4人  20日21人  26日13人
3日 5人   9日 6人  15日 5人  21日15人  27日 7人
4日10人  10日13人  16日 3人  22日16人  28日39人
5日 5人  11日 8人  17日18人  23日 9人  29日13人
6日 5人  12日14人  18日 9人  24日21人

この為、マスク着用の義務化が導入された。バスや軽便鉄道(LRT、Penangには無い)、大量高速輸送(MRT=Mass Rapid Transit、Penangには無い)等公共交通機関、市場等の公共の場所は全て適用される。着用するマスクは、世界保健機関(WHO)の基準に基づく限り、自家製布マスクを使用することも可能。
違反が見つかった場合にはRM1,000(約25,000円)の罰金。

着用を義務化していなかったことについて、ほとんどのマスクが使い捨てだった為、低所得者層にかかる負担を考慮していたとも発表。だが、一旦終息した新規感染者が、増加傾向にある事が主因だろう。
一部の飲食店で標準的運用手順に則って社会的距離を保つ措置をきちんととっていないケースがあり、新型コロナウイルスの新たなクラスタを生む可能性があるとして、そうした飲食店の所有者には営業停止を含む厳しい措置をとると言明した。

このマスク着用義務化に対する国民の声は、ほとんどが賛成だった。字紙「the Star」がフェイスブック上で実施した世論調査(22日午後8時時点で回答数45,700票)によると、「賛成」が90%(41,2000票)、反対は10%(4,500票)。
ただ1ケ月当たり平均RM37.5の使い捨てマクスの経済負担を懸念する声も多く、価格を引き下げる必要があるとの意見も上がった為。8月10日付けの新たなマスクの上限価格を現在の上限価格はRM1.50からRM1.20へ価格統制する方針。

Singaporeでは4月早くもマスク着用を義務化しており、違反者は罰金S$300(約23,000円)が科される。又、欧州でも英国・Spain・France・Germany・Italy・Honduradではマスク義務化に入っている。

次回は、“金利低下に歯止めかからず”です。

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