2015年10月19日(月) No.825
Haze(西のIndonesiaからの焼畑&森林火災による煙霧)の酷い状態が続いている。呼吸器官に良いはずもなく、今日月曜日は学校休校とした州もある。当然臭いもする。風向きが変わるか、彼の地の乾期が早く終わることを祈るばかりだ。一旦この地を離れたい気分だが、Malaysia中Hazeだし、南隣のSingaporeも苦しんでいる。Thailandの中部以北が近い所で好天だが、今日のテーマではないが対THB(タイバーツ)比、Malaysiaの通貨が非常に弱くなっていて負担だ。http://www.msn.com/en-my/news/national/haze-schools-to-close-on-monday/ar-AAfApBF?li=AAaD62f&ocid=EIE9HP
今回は、“踏みとどまったか?Malaysia Ringgit安”です。
原油安、米国金利引き上げ懸念による資金流出、Najib首相への海外からの不明資金流入、等々悪材料が重なり、今年8月22日にRM1=30円を割り込んでから、9月30日には26.83円迄急落展開だった。10月8日に良好な経済データが発表されると、一瞬にして1円程強含み28.63円に、
年月(2015年) RM1 対円 RM1 対US$ CrudeOil 1バレル
12月31日 34.26円 0.2857 $53.27
3月31日 32.23円 0.2695 $47.60
6月30日 32.48円 0.2646 $59.47
7月31日 32.48円 0.2616 $47.12
8月10日 31.67円 0.2550 $44.96
8月20日 30.31円 0.2440 $41.32
8月31日 29.18円 0.2397 $49.20
9月10日 27.95円 0.2319 $45.92
9月20日 28.39円 0.2367 $46.96(21日)
9月30日 26.83円 0.2241 $45.09
10月10日 29.10円 0.2422 $49.63(9日)
10月19日 28.60円 0.2395 $47.67(前日20:05)
9月30日が対円&タイUS$での最安値
昨年前半1バレル=US$100超だった原油価格が急落して下値が見えにくかったものが、漸くUS$40台で落ち着いた事(終値最安値は8月24日の1バレルUS$38.24)。8月27日にUS$40台に戻した後、9月・10月とUS$45~50の間で推移しており、底値に近いと思われたのだろう。Malaysiaは原油産油国であり、バイオ燃料輸出国だが、原油安や原発再稼働で日本のバイオ燃料輸入が激減中。
米国の金利引き上げは、アナウンスされてから米国内経済統計データが強弱まちまちなうえ、随分時間がかかり新興国から既にかなり資金流出してしまっていること。新たに中国の経済&証券市場悪化が露見し、金利引き上げスピードが速くないとの思惑も台頭。
首相の不鮮明資金問題は、相変わらず国内政治の不安要因のまま。反対勢力への締め付けが強まり、不都合情報への圧力削除、公権力(警察)行使等で、国内では解明不可能な常態化となっており、海外の調査発表が主になる。来年確か選挙の年、このままでは与党の地位が危うくなるばかり。
下記は英文記事のMalaysia通貨安記事
http://www.msn.com/en-my/money/topstories/ringgit-weakens-to-new-point-at-44065-against-greenback/ar-AAeRCAa?li=AAaD62f&ocid=EIE9HP
次回は、“先進国仲間入り目指して着々と”です。