コーヒー豆LIBERICA種の味

2019年5月15日(木) No.1138

Malaysiaでは2011年にマラリア感染者が4。164人も見つかったが、2018年に漸くゼロになる迄に撲滅した。今後2020年迄に嘗ての地位、世界保健機関による「非流行地」指定を目指す。

今回は、“コーヒー豆LIBERICA種の味”です。

以前当地で売っている挽いたコーヒー豆がフィルターに詰まる原因が、豆の挽き方が極細で詰まることを日本のコーヒー豆専門店で教えて貰い、日本でコーヒーミルを買ってきたことを記した。日々ごりごり豆を手作業で飲む分だけ挽いている。こうなってはオタクだ。

早速コーヒー豆を、、Tanjung TokongのIslandplazaの地下に入居してういるColdstorageで購入した。ここでは他の店でも売っているコーヒー豆の他に、豆だけの量り売りコーナーもある。

世界三大種が、ARABICA(アラビカ)種、ROBSTA(ロブスタ)種、LIBERICA(リベリカ)種で各々の特徴は下記web参照。

アラビカ種とロブスタ種の違い


ARABICA(アラビカ)種は最もポピュラーで、世界の6~8割占める。日本でもほとんどがARABICAコーヒーだ。ROBSTA(ロブスタ)種は2~3割程度。LIBERICA(リベリカ)種は、AfricaのLiberia(大型の船の便宜置籍船地として有名)原産ながら、本国では耐えてしまってMalaysia等で栽培されているに過ぎず世界の1%にも満たない。

最初に買ったのは、日本でよく飲んでいなかった種と言うことでROBSTA(ロブスタ)種。500gでRM25(約680円)と安かったから。ROBSTAという言葉はLatin語で「強靭」「力強い」「丈夫な」といった意味で、その名の通り病気に強いのが特徴らしい。標高1000m以下の低い標高でも栽培が可能で、低温や高温多湿でも育つことから、Asiaでの栽培が盛ん。カフェインとポリフェノール(クロロゲン酸)を多く含み、味自体力強く苦みが強く泥臭いという理由で、ARABICA種より評価は低いようだ。日本では安いVietnam産等で缶コーヒーに使われているらしい。Vietnam人は、この種をよく飲むらしく、しかも練乳をたっぷり入れるらしい。

次に購入したのが希少なLIBERICA(リベリカ)種。生まれて初めて飲んだ。
IMG_1611ROBSTA種同様、標高が低い地域での栽培が可能で環境にも強いのが特徴。原産地はAfricaだが、現在ではMalaysiaとPhilippineで栽培されているのみ。しかし、生産量自体は少なく、世界に流通する量は1%未満で、日本では喫茶店やカフェではお目にかかれないコーヒー豆。単種で売っている例は珍しく、他種と混ぜている例が多そうだ。
ネット評価では、「味は苦みが強く酸味が弱いのが特徴で、ARABICA種と比べると劣る」という表現が多く、人気はあまりないようだ。「苦くて濃いコーヒーが好きだ!という方には合うかもしれない」と評価記されていた。
だがこのwebの評価には賛同できない。
私達のLIBERICA(リベリカ)種のコーヒー味の印象は、
1.風味が足りない
2.コクが無い
3.あっさりしている
4.飲んだ後の印象が薄い
5.酸味は無い
だった。苦くて濃いという感想が何処から出てくるのか不明だ。豆の量が少なかった訳でも無い。フィルターにたっぷり入れているのだから。
あっさりしているので何倍でも飲めると言えるかも。Malaysia人はこの味が好きだと言われている。さて日本人には馴染みの無いこの味、お土産に持って帰ったらどんな評価だろうか?

次回は、“偽造卒業証書横行”

ペナンの日々 について

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