インフラプロジェクト3件の中止でRM3,000億を節約

2018年11月8日(木)No.1085

今秋の叙勲で、Mahathir首相が桐花大綬章(英語でGrand Cordon of the Order of the Paulownia Flowersと言うらしい)を受章し,大綬章等勲章親授式に出席する為11月5日~7日迄訪日した。首相に返り咲いてもう4回目の訪日だ。
Malaysiaからはもう一人Ahmad Tajundin Ali元Gas Malaysia Berhad会長が旭日重光章を受章した。
Mahayhir首相が天皇陛下から受賞を受ける写真、
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-00000029-jij_afp-int.view-000

今回は、“インフラプロジェクト3件の中止でRM3,000億を節約”です。

Najib前首相当時の政策運営で途轍もない財政負担を抱え込んだMalaysia。国民に呼びかけ誠意ある支援をお願いしていた。Longstayでお世話になっている私達も細やかながら支援金を提供した。一方で財政負担圧縮の政策が次々に打たれ始めている。

Mahathir首相がForumで講演し、「3つの大型インフラ・プロジェクトの解約で、政府はRM3,000億(約8兆1000億円)の負債を免れ、大幅に経費を削減出来る」と述べた。

3件のインフラ事業とは、
1.中国企業が落札した東海岸鉄道(ECRL)
2.MalaysiaとSingapore間の高速鉄道(HSR)共同プロジェク
3.中国企業の絡むSabah横断ガスパイプライン敷設(HSR)
どれもこれも中国絡みの開発計画だった。
1の案件は、既に中止宣告され、中国人労働者は母国に帰国している。
2の案件も、ストップさせておりSingaporが土地買収完了しているので今後の行方が注目される。1

首相は、「プロジェクトの推進に際し、手持資金不足の場合、資金の借入が必要になる。その負債をプロジェクトで得られる利益で返済する目途が立った場合のみ、借入れるべき」と指摘。「Najib前首相率いる前政権はこの原則を守らず、返済能力を超えた巨額の負債を抱えた」と批判し、これが新政権が3件の中止を決めた理由だと説明した。身の丈に合った投資をするということだ。

Mahathir首相は、特に上記1の中国企業が落札した東海岸鉄道(ECRL) を取り上げ、「プロジェクトに関わる労働者は海外(中国)からやってくるし、労働者の食料も海外(中国)から持ち込むし、設備も作業機械も海外で製造されたものが使用される。必要融資も海外(中国)の銀行が海外企業(中国)に海外(中国内)で資金移動させてMalaysiaは経由しないし、中国からの労働者への賃金も本国(中国)内で資金移動させ、労働者は隔離されてMalaysiaでは何にも購買しない。これでは、Malaysiaは何を得られるのか?」と語った。

至極真っ当な発言である。老練で隙が無いのは、飽く迄も「Malaysiaは経費負担に耐えられないから中止するのだ」と、表向きは自国の事情を翳し、中国のメンツを壊さないよう配慮していること。但し、実情はIscandal計画のように、中国人が大勢購入しようとし100万人移住計画となっていたが、永住権は認めないとの姿勢を打ち出したことは、安易に中国の思惑通りにはさせないという強い意志の表れだろう。

次回は、“第11次Malaysia Plan中間報告”です。

 

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