日本から真空管アンプを持ち込む(2)

2018年6月4日(月) No.1045

新政権が、旧政権時代に国が抱えていた借金はRM1兆(約27兆円)に及んでいたと発表し、「Malaysia希望基金」と称して債務削減の為に国民からの寄付を募ることにした。財務省が管理し、
・口座名義は、Tabung Harapan Nalaysia
・銀行は、Maybank
・口座番号は、566010
開設から24時間で約2億円弱の寄付がされた他、格安航空会社Malindo Airが6月~3ケ月間の航空券販売枚数に対し、1枚RM1の寄付を発表する等、国民挙って危機への対応に動いている。
一方民間ベースでもGo Get FundingというWebサイトを通じた募金を開始している。

今回は、“日本から真空管アンプを持ち込む(2)”です。

課題は、PCL86という独特の真空管にある。

DSCN8720.JPG

1.ゲイン(電圧・電流・電力の入力に対する出力の比)が高く、今時のポータブルオーディオの様に出力レベルが低目のソースに対応出来る。
又元々ラジオやTV向けに開発された真空管では無く、PCL86系はHi-Fiオーディオ用の球である(その為に球内部のシールドが非常にしっかりしている)。
更に、バイアス電圧が小さくて済むので、カソードバイアス抵抗からの発熱が小さい=省電力というオマケも付いている。

2.一方ヒーターが14.5Vと中途半端な為、使いづらく人気のあまり無い球だった(欧州生まれで300mAヒータートランス用に造られた為)。低周波増幅用の3極管と電力増幅用の5極管の複合管で、性能的には低雑音の機能構成で非常に優れたオーディオ専用管。

うしたメリットはあるのだが、如何せんこの真空管の製造が殆ど途絶えている。製品の信頼性の薄かった中華製は当初から造られておらず、東欧も殆ど製造を止めてしまった。真空管には使うと寿命がある。先々同類を見つけるのが困難になる、或いはあっても高額になるのは必須(物に拠ってはあっという間に10倍に跳ね上がってしまう)。なので予備管として1セット手持ちすることにした。これでも今の様に1日5~6時間クラシック音楽を聞いていれば、5年も経たず初期搭載の真空管は使いきってしまうだろう。

刺激的な音は出さないと言う真空管特有の性質は有してはいるものの、日本に居た時使っていた真空管アンプ(コントロール部門真空管は6DJ8、パワー管は12AU+EL34)の様な包み込む暖かさや柔らかさとは一線を画し、やや細身のシャープな感じだが綺麗な音を醸し出してくれる。小音時のディテール表現は期待できないが。

次回、“日本から真空管アンプを持ち込む(3)”です。

 

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