マレーシアの民族(その1)マレー人

2006年6月22(木)No.23
 
サッカーのワールドカップドイツ大会は一次リーグ突破の顔ぶれが出揃いつつあります。日本は苦戦続きで一次予選突破は厳しそうですが、改めてマレーシアの新聞に掲載されていた事前分析の鋭さに驚いています。
6月12日のこのコラムで紹介しましたが、当地の新聞“the Sun”の予想は 

「日本が属するGroupFから勝ち上がるのは、ブラジルオーストラリア」と予想していて、更に日本のコメントにあった内容もそのものずばりでした。

・日本は多くのゴールを決めることが出来ない(=得点力に乏しい)

・ヒディング監督はオーストラリアを率いて伝説を作るだろう

・ファイナルゲームで戦うブラジルの助けがあれば、日本は次ステージへの資格を得るかもしれない(=ブラジルは最後の試合となる日本戦ではベンチ控えを多く使うタイミングになり、戦力的には落ちます。この事を言っていたのでした)

 

そしてマレーシアの新聞の各グループの勝ちあがり予想は、下記の通りで大方当たっています。やはり、第三者の立場で見る目は冷静で的を得ているんですね。

GroupA:ドイツ・×ポーランド(予想外れエクアドルが進出)

GroupB:スウェーデン・イングランド

GroupC:オランダ・アルゼンチン

GroupD:ポルトガル・メキシコ

GroupE:イタリア(未確定)・チェコ(未確定)

GroupG:フランス(未確定)・スイス(未確定)

GroupH:スペイン・ウクライナ(未確定)

 

今日は話題はマレーシアの民族です。マレーシアには多くの民族が住んでいますが、多いのはマレー人・中国人(福建民)・インド人(タミール)です。私達の住んでいるペナンは圧倒的に福建民が多く、マレー人・インド人と続いています。

そのうちマレーシアの6割を占めるマレー人の感想です。マレー人はムスリム(イスラム教徒)ですので、お酒は飲みません(酒を飲むムスリムは世界中でトルコ人だけです)。

1.肌の色

(1)男性は浅黒く真っ黒に日焼けした日本人の顔を想像して下さい。KLで黒いヘルメットを被り、黒いジャンパーを前後ろ逆に着て、バイクに乗った男に、交番の目の前で携帯をもぎ取られ盗まれましたが、お巡りさんに「どんな男?」と聞かれても、全て黒くて顔も何も判らなかった、というのが感想です。

(2)女性は男性程浅黒くはありません。中には色白の人が結構います、混血なのでしょうか?遺伝なのでしょうか(でも男性には色白はいませんねぇ不思議)?

2.体格

一言で表現するなら、小柄、小太り私の身長は1.7mで日本の若者の平均より低いですが、マレー人は明らかに私より背が低いです。日本人に多い短足胴長型です。

(1)男性は160~165cmくらいでしょうか?年をとっても痩せている人、少しお腹が出ている人、とまちまちですが、日本で見かけるような極端に太った人には、お目にかかりません

(2)女性はもっと身長が低く、私の顔1つくらい低いので平均1.5m台でしょう。ココナッツミルクを日頃使うせいか食生活のせいか判りませんが、全体に小太りで腰周りもがっちりタイプです。通学している中学生頃には既に小太りの体型になっています。特段気にしている風も無く、日本人女性が「自分が太っている」と騒いでいるのが可笑しく思えます。

3.衣装

(1)男性はセレモニーの際には巻きスカートのようなものを使うようですが、普段はカジュアルな服装の日本人と同じです。但し、日本人から見ると色・柄は洗練されているとは思えませんが、マレー人にとってはこの色彩感覚なのでしょう。

(2)女性は世界共通で、おしゃれです明るい色鮮やかな衣装を身に着けています。しかも柄物が多いです同じムスリムでもTVで見る、イランやイラクの黒い衣装は、マレーシアではほとんど見かけません

スポーツ大会で使うジャージーは、ややくすんだ黄色(おうど色?)と黒を使っています。この黄土色がナショナルカラーなのか、いつも使っています

4.スカーフ

街中で見かける女性は必ず被って髪を隠しており、色はカラフルですし、見かけます。但し、TVで見る、アナウンサー・歌手・スポーツ選手・コーチ等は被っていません。中東に比べると自由なんですね。

5.女性

社会進出・職場進出が著しい銀行・電話会社・郵便局・病院・ホテル等で多くのマレー人女性が働いています。また自動車やバイクを積極的に乗り回しており活動的です。

6.性格

女性は見知らぬ人には、控えめ。

昨秋、キャメロンハイランドで1ヶ月弱過した時、午後買い物に出かけると下校途中の中学生によく出会いました。中国系の学生達は横一列になってお喋り熱中し、歩道ですれ違う直前にするりと体を交わして行きます。インド人の学生も話に熱中しながら向ってきますが、すれ違う直前に縦列になって行き違います。マレー人の女学生は、歩道から降りて道を譲り、すれ違ってから歩道に戻っていました。これが性格を如実に表していると思います。

私達がマレーシアに来て、仕事以外でマレー人の女性の方から話かけられたのは、①キャメロンハイランドで散歩をしていた時に、ニキビ面の女子学生(高校生でしょう)が「何をしているの?」と聞いてきたのが初めてでした。②キャメロンハイランドにバスで観光に来ていたおばさんに「韓国人?日本人?」と聞かれたのが2回目、③そしてバツーフェリンギのインターネットショップ経営者の奥さんから、同じように「韓国人?日本人?」と聞かれたのが3回目で、それ以外は入院した際お世話になった病院のインフォメーションカウンターのJeannieさんに「お家に遊びに来て」と言われたのが、マレー人から先に話しかけられた全てです。

7.行動

マイペース。急がない、走らない。日本人のように街中を走っている人など見かけません。また、日本人のように朝のラッシュで息巻いて殴りあうなど全くありません。

唯一、車(バイクを含む)を運転している時だけは、せっかちです(常に追い抜くタイミングを見計らう、クラクションを鳴らす、ウィンカーなしで車線変更、信号無視は恒常的に見られます)。

8.計算

暗算で引き算ができない。

ペナン大橋を通って島に戻る際にRM7.7かかりますが、先日RM8.2出してRM0.5硬貨のお釣りを期待しましたが、出したRM0.1硬貨をまた使ってRM0.1硬貨5枚で返却されました、なにかぶつぶつ言いながら。どうも引き算は日本人や中国人が得意のようで、欧米人も引き算が出来ず、お釣りは加算法で出してきます。教えた留学生の楊さん!やっぱり我々は素晴しいんだよ、暗算で計算できるなんて!

私の先輩で、ブラジル勤務経験者が、向こうで暗算で計算したら、ブラジル人が目を丸くして「信じられない!」と驚き、以来その先輩の言うことに従うようになった、と話してくれたことを思い浮かべました。

尚、日本に比べると物価水準は1/3~1/4ですが、彼らの収入感覚からすれば10倍位の価値感覚です。即ちRM1(約31円)でバスに乗れますが、マレー人の収入からみたRM1は、日本人がこの10倍(310円)払った感覚に近いでしょう。

9.言語

英語Manglish=MalaysiaEnglishの略)を話す人多い。イギリス英語ですから、例えばガソリンも、私達が学校で習った米語のGasでは全く通じず、イギリス英語のPetrolとなります。但し、文法を無視して、単語の羅列でもほとんど通じるのが嬉しいです。また日本人が苦手な“r”と“l”の発音が正しくなくとも理解してくれるのがまたまた嬉しいです。彼らの発音は、欧米流の発音で学んだり、日本人の発音に慣れている人には違和感があり、最初は聞き取りにくいです。

10.お祈り

厳格守りますマレー人の住んでいるところ必ずモスクがあり朝早く真っ暗な6時前)からコーランが流れます。Langkawi島はほとんどがマレー人なので、金曜日は学校も銀行も含め公的機関が休み、日曜日は平日通り学校も銀行も役所も開いています注意!注意!。

11.病院

安い国立病院にかかります外国人は私立の専門病院にしかかかれません。私がかかったIslandHospitalや入院したAdventistHospitalは、非常に高くて、マレー人の収入からすると治療費を払えない程の存在です。

12.親日的

でも日本語は話せない日本人は金持ちだと思っています。ペナンは華人が多いので、中国語で話さない我々は、肌の色から韓国人か日本人と思われますが、見分けはつかないようです。マレー語と似た言葉を使うインドネシアには多くの大学に日本語学科があるので、日本語を話せる人が多い。AdventistHospitalのインフォメーションデスクにいるJeannieさんは、インドネシア人で大学では日本語学科専攻し、気さくで誰にでも話しかける優しい女性。マレー人は、Jeannieさんの顔が自分達に似ているのでマレー人とばっかり思っているようで、日本語を話すのに皆とても驚いていました。

13.付き合い

気さく。日本人の間に蔓延している殺伐とした人間関係はなさそうです見知らぬ人でも朝“Morning!”と挨拶します(本当はGoodMorningなのでしょうが、ドイツ人がGutenMorgenと言わずに“Morgen!”とだけ言って挨拶するのと同じでしょう)。但し、笑顔を得るまでには時間がかかるかも知れません。

 

最後に長期滞在者ビザ取得要件の変更が5月15日から始まった旨、マレーシア政府観光局からメール連絡ありました。長期滞在者ビザ取得を検討されている方は、内容を今一度確認して下さい。

 

次回はマレーシアの民族 華人編です。

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ペナンの日々 について

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